追いかけるように

子供のころ見た覚えのある いつまでも追いかけてくる月 車の窓からいつもより速い速度で動く僕を 何度曲...

夢見の頭で感じた肌に触れる感触は 本当のことなのか分からなくなります 今は何時と時計を見るには 少な...

1と 1から

全然ゼロ それが普通 スタート地点はゼロ そこからが始まり 初めの第一歩はとても怖い いつだって ど...

ウヰスキー

琥珀色のウヰスキーを照明にかざして 物思いにふける夜更け 何度も私じゃダメなんだと 頭の中で繰り返し...

夜風

ベランダ側の窓を開ける アスファルトの上を転がるタイヤの音 昼間の太陽に温められて 干した布団のよう...

夢の中

見慣れない人が隣に そうだ今日も仕事に勤しむ どうした、とんでもない事態に 巻き込まれているじゃない...

憧れ

少女は大人に憧れた 素敵な衣装を身に纏い 煌めく優雅なその姿に 今はまだ出来ない自身に 苛立ちを込め...

似て比なる

アコースティックギターのEmは あまり好きではないが エレキギターの少し歪ませたEmは カッコ良く感...

心変わり

仲睦まじい彼らと彼女ら それぞれの心を入れ替えたなら 愛情の深さに驚くだろう すれ違いの親子のこと ...

余計なもの

ありあまる今の生活 モノは溢れる いくつあっても何か足りないような いっそすべて捨ててしまえ そうし...