詩 何日振りの雨か 日が落ちて暗闇 久しぶりの雨の音に懐かしさが 湿度の前振りでその近づきは感じていたけれど いったい何時振りだったのだろう 暑さに襲われる前は 随分長く居座っていたのを思い出した あの蓄えはどれくらい減ったんだろう 傘をさして歩いた街中... 2020.08.31 詩
詩 余計なこと 口を開くと余計なこと 誰かを傷つける言葉が出てしまうなら この口はつぐむべきか しかし余計なこととは 誰も傷つけない言葉など 意志のないただの音だ 気に入られるために 話すのをやめるなら 歌を歌うことも 言葉を紡ぐ事も その全てが余計... 2020.08.30 詩
詩 時間をください あなたの時間を私にください この世で一番価値のある あなたの時間を私にください いくらの大金を積んでも 目まぐるしい最新技術でも 何物にも変えられない あなたの時間を その高価なものを求める代わりに 見合う価値を見出してもらえるか 私... 2020.08.29 詩
詩 自問自答 もう無理かもね 何度目か分からない確認 期待して動いて 期待は外れてうつむいて 根本的に出来損ないなのかと 自身に向かって問いかける もう辞めてしまえよ いつかも言われた言葉を引っ張り出して また自分に投げかける 辞めた先の結果も知って... 2020.08.28 詩
詩 この街を出て この街を出れば幸せになれると思っていた 周りの環境が変われば この下らない性格も変わると思っていた 運命がいい方向に向かい 人との出会いが変わり 新しく一歩を踏み出すのだと思っていた 事実は小説より奇なり そんな言葉を間に受けて 人が想... 2020.08.27 詩
詩 君と一緒に 君がいないとつまらないよ 一人の時とは違うよ やってることは同じでも 君がいるといないじゃ全然違うよ 同じ時間も全然違うよ 君がいるとあっという間に過ぎるんだ 君がいないと何度も時計を見るんだ きっと寂しいから 君がいればきっと楽しいから... 2020.08.26 詩
コラム 陽の兄と隠の私 先日引っ越しをしまして、その時に兄に車を出してもらいました。趣味でバイクを乗ってる人間で運ぶ際に使うとのことで大きめの車を持っていたんですね。ワンルームに住んでましたのでそこまでの荷物にならないと思ったので手伝ってもらうことにしました。 ... 2020.08.25 コラム
詩 ストレスから産まれるもの 空腹は最高のスパイス などというように 思い通りに行かないから楽しい などというように 制約のなかでアイデアは産まれ 戦争の経て技術は発展した 内に込めた感情のはけ口が 文章となりその先に作品がいる 楽園の中の不自由を感じなければ 柔く... 2020.08.24 詩
コラム 引っ越しました 楽器はダメですよーって部屋で特に怒られてなかったので歌っていましたがとうとう怒られて、こりゃイカンとスタジオに行ってたりしたのですが、やはり自由に歌えないのはモチベーションが上がらない! ということで引っ越しを決意。ネットで物件を... 2020.08.23 コラム
詩 自由の中で 身動きが取りずらい 息苦しい 開けた世界を求めて 誰しもが自由を求めた 煩わしい壁もなく 自身の思うままに 眠りたい時に眠り 食べたいときに食べ 欲しいものは奪っていく 誰にも縛られず 自由の中で気ままに走り回る そこに雨が降る 傘... 2020.08.22 詩