藤原 雄二

また明日

次の日私が消えてしまったら 気づいてくれる人がいるでしょう 毎日顔を出しているところがあるから それ...

僕は向かうよ

幼い男の子が泣いている 欲しいものがなかったみたいだ 慌てて僕は変わりを探す これも僕の仕事だろう ...

日差し

梅雨の切れ間 久しい日差し 少しチリつくような 夏が顔を覗かせる 絶好の洗濯日和 絶好の行楽日和 は...

愛について

この先愛してもらえる希望が持てないのは 未だに愛してもらえた記憶が無いからか これまで愛した記憶はあ...

廃れた街の中で

すっかり廃れた街の中で 未だに開いてるお店が一つ かつては多くの客で賑わった 実はそれほど多くはなか...

早朝から

鳥が鳴く まだ起きていない街は静かだけど 遠くに電車の走る音がする 夜中ふとした拍子に アスファルト...

恥さらし

とても恥ずかしい事を しているのかもしれない 自分の考えていることを さらけ出しているのは そんなこ...

正面を

あの子が隣にいてくれたら 僕はどこにだって行ける そんな妄言を口にして 空っぽの日常を見つめる 虚ろ...

心躍る方へ

足取りは重く 視界は煙る 霞んだ目は潤んでいるのか 焦点は定まらない 昨日の出来事が 上手く出てこな...

遠く

変わってしまった私を見つめて あなたは遠くに離れてしまう 優しかったあなたはどこへと きっと思ってい...