飢え

愛に飢えて金に飢えて
私はどこへ行く
誰のためになり誰のために歌う

愛ばかりを歌う幸せな人たちを
やっかみながら
ならばもう私にたどる理由はないだろうと
無駄に考える非生産的な私を
表に出す事で特異性を演出したかったのだ
けれど特別でも無し
されど共感を促すでもなし
未だ子供の作る秘密基地のごとく
てんで秘密にならなそうなほどハリボテの
私の居場所は
誰かのための場所にはなれない

この世に買えないものはないと
ある種の正解を認めたくなくて
綺麗事を手に取った行く末は
その場その場でてんてこ舞いの
引いてみればトンチキなダンスのよう
道化は自ら演じる事でパフォーマンスとなり
状況に踊らされているなら
操り人形と変わらない
人の心を打つにはほど遠い

人生の中で嘲笑ったものに
気づけば嘲笑われてる
この巡り合わせも因果応報
世界の心理は何千年も前に確立している

神が生まれていく年月
繁栄と衰退を繰り返す
今は何度目の世界
裏と表はどちらかな
永遠はない
輪の中を沿うようにぐるぐると
愛は永遠ではなく
永遠は金では買えず

貧乏 独り身 先行き不明瞭
業を背負って苦行に励む
重い荷物となり在れば
苦しく険しい坂道かな

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