迷子の休憩所
藤原 雄二
詩
片てぶくろ
いつかの拍子で落ちてしまった 道路の上の片てぶくろ 家路に着いた方ときっと再会は難しい 片手だけでは...
2021.02.25
詩
詩
絶望
君は君の絶望を抱くがいい 私は私の絶望を抱くのだ その痛みを誰が分かるというのか 君以外の痛みと ど...
2021.02.24
詩
詩
霧の中
霧の中で手を伸ばす 手探りで進むために 安全を掴むために 何もつかめないまま ずっと進むと不安になっ...
2021.02.23
詩
詩
見渡して
新しい街を見渡して 足りないものを探してる 何かすら分からない 何処かにないかと探してる 埋まらない...
2021.02.22
詩
詩
窓の中から
真上の太陽が暖かだ 澄み渡る青空は健やかだ 身体は元気に音を鳴らす しっかり生きているのだという 果...
2021.02.21
詩
詩
牢獄
一つの部屋に詰め込まれて 同じ形を求められて 勝手なルールを押し付けられる 毎朝毎朝意味もなく 古い...
2021.02.20
詩
詩
ジャンク
くだらない非生産的な日 堕落の中に沈んでいる 瞼は重く差し込む陽射しは朧気 起き上がる気力がなくて ...
2021.02.19
詩
詩
再会
はじめましての1度目は 何のきっかけでそこにいたる ある時は意図的に何かの要素で あるいは無作為なそ...
2021.02.18
詩
詩
心地良い言葉
「夢」やら「希望」やら 耳障りの良い言葉 口当たりの良い言葉 言う方も聞く方も 心地良いからいつも使...
2021.02.17
詩
詩
場違い
どこにいても そこにはグループがあって わたしは関係ないのです もちろんわたしは知られています だけ...
2021.02.16
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