季節はずれに光る蛍
凍てつく空気に
都心の濁った空気に
群れから外れた一つの光は
これは本当に蛍なんだろうか

ギラギラと光る余波に影響されて
微かにしか見えない光
そして自身も弱弱しく点滅する

もう消えてしまうかもな
本人でさえそう思っているのに
消えたかと思ってもまた点いてる

その光が
音に 言葉に
聞こえる

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