六文銭

この世からあの世への渡し船の渡し賃
一番最後のお支払あの世へは富も持ち越せない

この世で何をするにもお金がいる
生きていく事にも
楽しむにも恋をするにも

せっせせっせと毎日を
そのために仕事をする
世界の大半が毎日あくせくとしている

これが社会というコミュニティーの弊害
独りだけなら命を繋ぐだけなら
腹を満たすだけで十分だ

時間を売って金を得る
物言う奴隷のように金を得る
あの世に渡るその日まで
金に悩んであくせくと

そこに漬け込む鬼がいる
自由を餌に金をむしり取る鬼がいる
結局金は無くなって
川を渡る時が近づく
あぁ死ぬのにも金がかかるのか

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