空欄 詩 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.08.13 この空欄は問いに対する答えの欄だ 未だ空欄は埋まらずその答えを探している 書いては消し薄っすらと文字の後だけが残る もう空欄のままで受け入れてしまえば それも一つの答えになるのに 未だそうできないままでいる いつか何かになれる こどもの頃は根拠もなく信じられていた 何かは埋まるものだと だから埋まるのは当然だと あたりまえがあたりまえでなかったこと それに気づいて受け入れることが こんなに難しい事だとは 未だ空欄は埋まらず 書き込む手も年を取るごとに少なくなっていく
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