青空

夢で見た空と今日の空が
同じような青空だった

夢の中の私は帰っているところだった
現実に暮らしているこの部屋か
一番楽しかったころの部屋か
はたまた知りもしないところなのか
判断はつかなかったが青空の下日差しの下
自転車よりも少し早い
小型のバイクくらいのスピードで
低い椅子に腰かけながら
深く背もたれに身を預け
大きな道路を駆けていた

頭の上から声がする
女の子のようだ
楽し気にわーわーとはしゃぎながら

目覚めたのは昼前で
部屋の中はあたたかく
布団の中はもっとあたたかかった
窓を開けた先の空は夢の中と同じ空に感じた

あのまま進めばどこに着いたのだろう
あの子は誰だったのだろう
陽射しを浴びながらふんわりと考えた

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