日陰者

ギラつく街中を歩けば 目に刺さる広告 体に悪かろうとも 頭に悪かろうとも 心に悪かろうとも 綺麗なと...

平和について

平和とは日常であり平穏であり 退屈であり平凡である 続けば続くほど それは忘れられ脳が麻痺して見えな...

意味なんて無くて

何もない部屋で君と話していたい 飽和した空気の流れる街を横目に エアコンの効いた部屋で予定もなく 冷...

時の流れ

もうこんな時間なの だったり まだこれだけしか経ってないの だったり 忙しくすると矢の如し 目的もな...

何もない

何もない 朝から晩までなーんにもない 何かに追われるでもない 追われたくない 好きにする 好き勝手の...

言葉ひとつ

言葉ひとつ 伝えられない私は無力だ 言葉にならない思いを言葉にしたくて 偉大な偉人の言葉を読んで そ...

蝉時雨の午前中

8月晴れ 夏の日 追われることのない日に 惚けた頭に響くのは蝉の声 今日は何をしよう 明日は何をしよ...

あなたが理由

私自身へ向けた棘は 誰もいないという諦めです いつしかその自身へ向けた棘が 理由にならなくなったのは...

いつかのリズム

久しぶりの世界だ 緊張した面持ちで 少し前の何でもない準備も 少しぎこちなく 久しぶりの会話だ 声の...

駆ける閃光

駆け抜けるその一瞬 閃光というにはまだ足りず 足取りはまだ鈍い 身体に伸びを感じて 久しぶりの満足を...