六文銭

この世からあの世への渡し船の渡し賃 一番最後のお支払あの世へは富も持ち越せない この世で何をするにも...

世界

この世界の無限の広がりを感じるか? 目に見える先の手の届く先の 知らない世界があるのを感じるか? 家...

巣ごもり

冷たい雨で濡れる街を 窓越しにに見ていた 買い物に出ていく億劫さが腰を重くして ヒーターの赤外線のオ...

待ってる

気分はどうだ 起き上がれそうか 無理はするな しんどいなら横になってろ 意識はどうだ はっきりしてる...

色の生活

わたしは青色が好きなので 青い空を見上げました そこには白が流れてきて 黄色く表現される眩い白もあり...

愛の歌

愛の歌を聞く人は 愛の歌を歌う人は その世界に愛が溢れているのだろう 愛は大切でなくてはならない 愛...

遅延

電車が遅れている 踏切の点検だそうだ アナウンスは繰り返す 安全が確認できしだい発車いたします 仕方...

プロ

画家の描くその線の一本 歌手の出すその一声 ピアニストの鳴らすその一音 作家が紡ぐその一文 それぞれ...

僕は語る

僕は語る 恥ずかしげもなく過去の失敗を 何が出来なくて何が怖いか 付きまとうトラウマとつまずいた場所...

反撃

煙が上がる 反撃の合図だ 慣れない拳を固めて僕のために叫ぶんだ 傷つかないように大層な鎧を着込んで ...