迷子の休憩所
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空っぽから
枯れ果てた空っぽから もう言葉は出てこない 見えてきた底には穴が空いている そこから漏れていたものも...
2021.04.23
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野良猫
きっと私は闇に溶ける黒猫でもなくて かと言って品のある白猫も似合わない きっとくすんだ灰色をしていて...
2021.04.22
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流れる時間の中で
瞬く間に過ぎていく時間の中で 何万遍の言葉が流れていくのか そのほとんどは目に止まる事なく そのわず...
2021.04.19
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名前
君の名前を知ってるか 木にとまる鳥も 道の向かいの木も そこの家の軒先の花も 何て名前か知らない 昔...
2021.04.18
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流れ着いて
雨に濡れたらどこへいく? なだらかな道の上から側溝に いつかの季節が流れてく 見えない場所の道の下 ...
2021.04.17
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浦島
ただ楽しくて駆け回った幼少期 あっという間に日は沈んだ 退屈な授業は驚くほどに 時計の針が進まなかっ...
2021.04.16
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見ない
見たくないものは見ないでいい 見えないものまで見ようとしなくていい 私たちは見えるものから 大きく影...
2021.04.16
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すがり
僕に音楽があったように 君には絵があったのかも それが愛や性や人や悪や 金や名誉や虚無や酒や薬だとし...
2021.04.14
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おもちゃ
大事なおもちゃをたくさん 詰め込んだ宝箱みたいに 一番のお気に入りはいつでも手が届く場所 これが僕の...
2021.04.12
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大嫌いで大好き
ほんとうは大嫌いなんだ 理想が遠く離れてるから だけど知っているから 交換なんてできないって事を そ...
2021.04.11
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