言葉を紡ぐ

その言葉の真意は君しか知らないどうしてそんな風に言ったの?どうしてその言葉を使ったの?出来上がった言...

片想い

私はあなたを知っていてもあなたは私を知らないでしょうあなたの話を聞くことがあっても私の話は聞こえない...

眉間にしわ

ピントが合わない世界を睨むようにむしろ睨むために深く深く眉間にしわを寄せた自分自身が世界とずれている...

夏が来る

雨の切れ間 まとわりつく湿度Tシャツの中で流れる汗が思い起こすもう夏が近づいている日に日に長くなる昼...

白い朝

白く霞んだ空の中遠くの信号機がよく見えるしっとりと膨らんだ水蒸気は一つの幕のように今日の世界を覆って...

笹の葉の願い

笹の葉に揺れる短冊が7月を知らせるもう七夕が近いんだな色々の小さな紙が曇り空の下で揺れる今年は晴れる...

あるがままに

私は私のままに生きていたい好きなものを好きと嫌いなものを嫌いと行きたいところに行き食べたいものを食べ...

孤軍奮闘

たった一人で乗り込んでいく支援も援護も期待するな震える心もおくびに出さずそれを知っている自分だけが掬...

白紙

書いては消し書いては消し褒められるような言葉を賞賛を得られるような言葉を心などない上っ面な言葉を書い...

特別な人

特別な人などいるのだろうか物語に出てくるようなその人だけが特別に輝いて見えるなんて数十年生きてきて見...