冬の星空

凍てつく澄んだ空を見る 瞬く星座をなぞる あの星とあの星に渡る線が見えた こんなに見えていただろうか...

血のように赤く

赤く静かに燃えている 時折ぱちりと音を立てて 燃え上がることもなく ただ内に秘めるように 煌々と熱く...

外側を聞く

君の目に映る 僕の姿を教えてよ 鏡に映るよりも その水晶体がいい 内側からどれくらい この世界に流れ...

じゃあね

夕焼け6時に手を振って 閉まる扉の音 今日の続きを想像して 何の迷いもなく眠りにつく 明日逢うのが当...

廻る

地球は廻る だから今日が始まる 世界は廻る 私とは関係なく 私が見えてる世界が全て それ以外を知る由...

憧れの人へ

私があなたに憧れるのは 私があなたと違うから 生き方や考え方や行動が 違うあなたは違う場所に 私があ...

冷たい雨

季節が変わる 雨が空気を運んでくる しっとりと世界を冷やしていく じんわりと季節が変わる 朝になり、...

終わりの時

偉大な人が居なくなった 人は誰しも終わりを迎える それは等しく例外なく ショックは広がる 方々で声が...

砂の上

振り返ると足跡が続いている 砂の上は簡単に足跡が残る どこから来たのかどこへ向かうのか 迷った場所も...

月見

中秋、風呂上がり ベランダへ出ると風が撫ぜる 西も東も虫の音 鈴の音のような虫の声 煌々とコンビニの...