藤原 雄二

煙のように消えてしまえ 霞んでろくに見えないなら くゆらせて空に登り 薄く薄く馴染んでしまえ 何かが...

見失って

何も出来ない日は いつものことをするべきか 立ち止まって休むべきか 分からなくなる 何が欲しいのか ...

忘備録

凍える様な寒さの中で 白く見える吐息のように 今まで見えなかったものが ある環境下で見えたとき 思い...

物作り

大したことのない言葉 言い訳がましい言葉 なんでもないありふれた言葉 どれだけ綺麗に飾ろうとしても ...

心の壁

心の別れた右の方 その他いくつか部屋の様 人と居る事で満たされる場所と 独りで居れば満たされる場所 ...

区切り

明日になれば 月が変われば 季節が変われば 年が明ければ ぼくらはいつも区切りを見つけて そこから変...
コラム

令和二年

2020年、世界的に体験したことのない年にになった令和二年 この一年、短かったような長かったような、...

また逢う

数えてみると幾つもの別れがあった 春先におめでとうと言ってくれた人の中には 今は言葉を交わしていない...

お返しはいつになる

ぼくは支えてもらってばかりで 何かを返せているだろうか こちら側からはわからない なにせ数字もなにも...

行き先

どこへいくの どこまでいくの どっちにいくの どうしていくの なんの灯もないような 手元しか見えない...