意味なんて無くて

何もない部屋で君と話していたい
飽和した空気の流れる街を横目に
エアコンの効いた部屋で予定もなく
冷やし過ぎず扇風機も使いながら
この部屋の空気だけは心地よく
それと合わさるように涼やかに
君となんの意味もないような話がしたい
何が食べたいとか
どこに行きたいだとか
でも今は行けないねとか
暑くなるからくっつかないでと
なじられながら穏やかに
気が付けば日が傾けばいい
夕日が綺麗だから雨が降るかもね
たまには雨も降らないとね
言ってる間に夏も過ぎていくね
今日に意味はなくても
大事な時間の一つになっていく

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