足取りは重く 視界は煙る 霞んだ目は潤んでいるのか 焦点は定まらない 昨日の出来事が 上手く出てこない だけど それでも 思い出すことを諦めない 健康だったころのことは 身体を壊したころに思い出す 虚しい時こそ 笑った頃が鮮明に 浮かぶ気がする やらなきゃいけない事 いけないと思っていることは数多く 本当にわくわくすることは忘れていないか 未来からの逆算で 今を上手く切り抜けようと のた打ち回っている気がしても 向こう側には行けるのだろうか 足取りは重く 視界は煙る 低気圧は留まって ほら 今にも降り出しそうだ 雨の中 軽快に 軽やかに歩いたことを覚えているか 傘がくるくると回った もう少し そんな気がする 心躍る方へ その足先を向ける
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