ある歩みの内側に

沈む夕陽の西の空
左から声がする
今年も夏が過ぎていく
今年は何が出来ただろう

雲が渦巻く北の空
湿った風を運んで行く
これから行く末感じるままに
そこに雨が落ちていく

踏み込む足元ぬかるむ境
突飛な驚き声を上げて
滑稽な私を笑うといい
恥を含んでにやける顔は
幕の内側に収めてる

慣れてしまった生活に
刺激を探す手助けを
知らぬ道も知る道も
等しく怖さを感じる事を

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