玄冬~終わりに、そして~

陰陽五行思想の季節の呼び方
青春に始まり朱夏、白秋ときて
最後は「玄冬」です。
「玄」は黒の意味とのこと、
始めたばかりの人の事を「素人」
熟練した人の事を「玄人」と
いいますがこの「くろうと」と
読む理由はここにあるのかと
思いました。
五行思想では60代以降と晩年の
指すようです。

私のイメージも60歳からその寿命を
全うする時まで。
さらに生まれてすぐの頃も併せて
玄冬のイメージとしました。
ちょうど日本の季節の冬のように
年をまたぐ様を人の一生に当ててみた
次第ですね。

冬という季節は植物を考えると
葉も散り息を潜めていきます。
しかしそれは、終わりではなく
また春になれば新しい芽が芽吹くわけ
です。人は人生を全うすればそのまま
転生なんてことにはなりませんが
次の世代に受け継いでいきます。

白秋の時代に実ったものや
そのあと散った葉っぱも全体の土壌を
豊かにしていきます。
年を取り寿命に近づくことを悲しく
思うこともあるかもしれませんが、
それはただ終わっていくだけではない
事だと思います。

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