思い出し

君を見てるとまるで過去を見てるよう
そんな戸惑いがありました
そんな不安がありました
全てに呆れてどうせと口にして
期待することに疲れてしまったのでしょう

いつの間に抜けられたんだろう
たしかに振り返ればそこにあったのに
いつの間にか後ろにあったんだ

続けていればそのうち抜けられるよ
なんの具体性も説得力もない
なかば投げやりなアドバイスを
怒る理由もよくわかるから
やんわりとまなざしに混ぜてみた

よく生きてこられたものだな
少しだけ嘲笑も含めて自分自身を笑う
気がつけばお別れの時がくるけど
自分とは別れてまた会って
おいてきぼりにして迎えに行って
見えなくなって探しに行くんだ

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