埋まらないもの

毎日を生きる中で多くの満たされる所がある
手に入れられたものや貰えたもの
昔に憧れたあれやこれや
十分満たしてくれている
それなのに一つ隙間があるように
隙間風が吹き抜けるような
そこから底冷えを起こして
少しづつ冷えてしまうような

そこには何が当てはまる
その形状は見当たらず
たまに試しては引っかかったり小さすぎたり

私には何も無い
なんてもう言えない
たくさん貰っているのだから
ただ1箇所埋まらないからと言って
全てが無いのではなく
もう、嘆く権利は無いのだ

欲を広げすぎたのかもしれない
もっともっとと際限なく求めすぎるから
いつまでも埋まらないのかもしれない

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