六畳間から

一人の部屋で歌っている
独り気ままに歌ってる
ギターをかき鳴らして
好きなように止まって
リズムはブレブレ
独りの心地良さ

時代のおかげで今歌えてる
もしかしたら
とっくの昔にギターなんて
触らなくなっていたかもしれない
大事に抱えて遠くの街に
ずっと一緒にいたんだ

こんなに好きでいられることが
好きでいられ続けられることが
恵まれている証だ

どんどん人が怖くなって
いつまでたっても部屋の中で
そんな中で辛うじて
人と繋がれているのは
わずかな好きが繋いでくれてる

ほら、いつの間にか
誰かと歌いたくなってきてる
怖いままでも
まだ繋がれていられたから

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