白い朝

白く霞んだ空の中遠くの信号機がよく見える しっとりと膨らんだ水蒸気は 一つの幕のように今日の世界を覆...

笹の葉の願い

笹の葉に揺れる短冊が7月を知らせる もう七夕が近いんだな 色々の小さな紙が曇り空の下で揺れる 今年は...

あるがままに

私は私のままに生きていたい 好きなものを好きと 嫌いなものを嫌いと 行きたいところに行き 食べたいも...

孤軍奮闘

たった一人で乗り込んでいく 支援も援護も期待するな 震える心もおくびに出さず それを知っている自分だ...

白紙

書いては消し 書いては消し 褒められるような言葉を 賞賛を得られるような言葉を 心などない上っ面な言...

特別な人

特別な人などいるのだろうか 物語に出てくるような その人だけが特別に輝いて見えるなんて 数十年生きて...

あやまり

人はなぜ忘れてしまうんだろう 人はなぜ見失ってしまうんだろう あれだけ大切で もうこれさえあれば何も...

継続

続ける意味はなく 辞める理由はそこここに 無くなっても困らず 惰性ではなく続けることは確かに苦しい ...

青い紫陽花

緑生い茂る中青い塊を見る その紫陽花に足を止める これからの雨の季節 水に濡れるその姿はさぞ美しかろ...

私のままで

私は私のままで あなたはあなたのままで そのままで素晴らしく ありのままが素晴らしく そう言ってくれ...