詩 サボテン
窓際に日向の中で 刺の影が伸びている 守るものは何だろう 渇いた体の求める方向 たまの水が身に染みる...
詩
詩 詩 シンメトリー
世界の端っこで佇んで 視線の先の反対側 対極にいる反対の君 鏡写しみたいにあべこべ 僕の欠点と君の長...
詩 拝啓、死神様
突然の連絡、申し訳ありません。 このところお忙しそうで いかがお過ごしでしょうか。 今はどちらにおい...
詩 隣に
眠れない夜に 白んだ朝に 不安になって泣きそうな 独りの部屋で 明日が分からなくて 昨日がやけに鮮明...
詩 うまれた日
誕生日おめでとう そう言って祝ってくれるんだ 何がめでたいのか 愛でたいわけではあるまい めでたいだ...
詩 100
一つの区切り１００ １００日あれば季節が変わる 改めてみると数は大きい 未来を見るとよくわからない ...
詩 桜は散った
見上げると淡いピンクが色づいていた この色を見ると春を感じる 春はピンク夏は緑、秋は赤で冬は白 季節...
詩 うたう いきる
歌を唄う 誰に求められているわけでもなく 多くの人には雑音でしかない 雑音にもなれないかもしれない ...
詩 RPG
僕は世界を救いたかったのだろうか 世界を救う勇者になりたかったのか 作り物の世界に浸った 優しく強い...
詩 世界は廻る
今日も世界はくるくる廻る 偉大な人が生まれた日も 大事なあの子が出てった日も 今日も世界はくるくる廻...