迷子の休憩所
藤原 雄二
詩
片想い
私はあなたを知っていても あなたは私を知らないでしょう あなたの話を聞くことがあっても 私の話は聞こ...
2021.07.15
詩
詩
眉間にしわ
ピントが合わない世界を睨むように むしろ睨むために 深く深く眉間にしわを寄せた 自分自身が世界とずれ...
2021.07.14
詩
詩
夏が来る
雨の切れ間 まとわりつく湿度 Tシャツの中で流れる汗が思い起こす もう夏が近づいている 日に日に長く...
2021.07.14
詩
詩
白い朝
白く霞んだ空の中遠くの信号機がよく見える しっとりと膨らんだ水蒸気は 一つの幕のように今日の世界を覆...
2021.07.07
詩
詩
笹の葉の願い
笹の葉に揺れる短冊が7月を知らせる もう七夕が近いんだな 色々の小さな紙が曇り空の下で揺れる 今年は...
2021.07.01
詩
詩
あるがままに
私は私のままに生きていたい 好きなものを好きと 嫌いなものを嫌いと 行きたいところに行き 食べたいも...
2021.06.24
詩
詩
孤軍奮闘
たった一人で乗り込んでいく 支援も援護も期待するな 震える心もおくびに出さず それを知っている自分だ...
2021.06.19
詩
詩
白紙
書いては消し 書いては消し 褒められるような言葉を 賞賛を得られるような言葉を 心などない上っ面な言...
2021.06.16
詩
詩
特別な人
特別な人などいるのだろうか 物語に出てくるような その人だけが特別に輝いて見えるなんて 数十年生きて...
2021.06.11
詩
詩
あやまり
人はなぜ忘れてしまうんだろう 人はなぜ見失ってしまうんだろう あれだけ大切で もうこれさえあれば何も...
2021.06.06
詩
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