階段

あとどれくらいかかるのか
見上げて溜息がでる
この一段一段果てしなく
上に続いているのは見て取れる
何段あるのだろうか

一段昇るたびに
息が上がり足が軋み
いつまで続けられるだろう

それでも知っているはずだ
昇り続けている人たちを
エレベータの場所は知らない
段飛ばしの進み方も知らない

一段一段昇るしかない
誰に強制されるわけでもなく
自分で選んだ道だから
背を向けることなく

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