足掻けよ阿呆

足掻け足掻け
醜く足掻け
あざ笑われていけ
一番自身を笑ってけ
そして最期のその時に
笑ってお別れを言うのです

どうせこの人生
望むようにはいかぬのでしょう
ならばせめて心躍る方へ
楽しい方へ
下手の横好き不格好
道化にすらなり切れぬ
誰のためにもならならいような
なれないのかしら

失って見えたものがあり
手放した後に残ったものがあり
結局は大切なのです

愛されなくともわたくし自身を
満足するべく歩むのです

誰に見初められずとも
多くが通り過ぎようとも
手放すわけにもいかんのです
あと何年あろうとも

さぁ愚かに足掻け
何がしたいと問われれば
笑って死にたいとお答えいたします