空欄

この空欄は問いに対する答えの欄だ
未だ空欄は埋まらずその答えを探している
書いては消し薄っすらと文字の後だけが残る
もう空欄のままで受け入れてしまえば
それも一つの答えになるのに
未だそうできないままでいる

いつか何かになれる
こどもの頃は根拠もなく信じられていた
何かは埋まるものだと
だから埋まるのは当然だと

あたりまえがあたりまえでなかったこと
それに気づいて受け入れることが
こんなに難しい事だとは

未だ空欄は埋まらず
書き込む手も年を取るごとに少なくなっていく

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