愛の歌を聞く人は 愛の歌を歌う人は その世界に愛が溢れているのだろう 愛は大切でなくてはならない 愛は一人では成り立たず 誰かと分かち合う世界が そこにはあるのだろう 恨み節の歌は世界に中指を立てている 殴りつける相手を見失った あるいは手も届かないほど 遠くにいるあいつに せめて秒速340メートルの 速さでたどり着くように 怒りと嘆きで満ち溢れている 言葉のない音だけの音楽は より解釈を自身にゆだねて 不確かな意思の疎通を試みる 見えないからこそ理解が繋がったその時 視力では見えない世界がある 僕らの世界には音楽が溢れていて 音楽が鳴り続けていて それぞれに必要な音楽を鳴らし続けてきた その世界に相応しい音楽を 必要な音楽を
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