薄曇り 降り出す雨の前 どっちつかずの僕のよう 肌にまとわりつく服と 蒸れる襟足 湿気が満ちた季節は 疎まれることが多い 気づけば一人が好きになった 初めから一人だったか 一人だったから当たり前になったのか 洗濯物は溜まっているか 髪のセットは上手くいかないか 家の中の遊びは飽きたか 明るい日差しが恋しいか 雨を好きな人もいる 必要なものだから 嫌う先に求められる 僕は嫌われてるの? 怖くて聞けたものじゃない 優しいあの子はどう言うだろうね それが怖い僕が嫌い 必要な嫌いな僕を雨にして 求められることを願う
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