名前

君の名前を知ってるか
木にとまる鳥も
道の向かいの木も
そこの家の軒先の花も
何て名前か知らない

昔々に見つけた人が名付けたり
みんながそう呼んでしたり
遠い空の星も
目に見えない現象でさえも
それを何と言うと決まってる

僕は名前を知らないし
僕の名前も知らないだろう
君は何と言うのだろう
それは見つけてくれたということ

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