世界を見る

私は世界を見ている
色んな角度で色んな時間で
多種多様な姿に恋焦がれながら
ひどく一方的な様で

世界は私を見ない
こんな小さな一個人を
見つけるのも一苦労だろう
悪意ではなく必然であろう

時折り目があった気がした
コンサートの一番後ろ
ステージの上の歌手と目が合ったような
なんて自分本位な感覚
ほとんど気のせいだろう

光が強すぎて姿が見えない
周りが輝きすぎて私の姿が掻き消される
六等星が街の光で見えないように

こちらからは見える
そちらはどう?

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