ネジ山

毎度毎度締めては緩めて
鉄の山が摩耗して削れていく
小さく小さくガリガリと
少しづつ毎度の擦り合いで
噛み合わせは隙間を生む

締める 締める
ある日カクンと限界を超えて
ネジは止まる事なくクルクルと回る
お役御免で使い切った
削れた鉄の粉がパラパラと溢れる

部品はまた新しいものを用意する
代わりは効くから
交換する部品がなかったら
もう使えなくなってしまうね

元に戻るなら少し休ませてやろう
交換できるなら代えてやろう
唯一無二なら大事に大事にしてやろう

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