アンドロイドは夢をみる

物語

その12

「なぁ、井上は結婚はしないのか?お前なら申請も通るだろ?」 「結婚かぁ、あんまり考えてないな。寂しさ...
物語

その11

「夜にちょっと出かけてくるよ」 「お一人で、ですか?」 「うん、友達から連絡があってご飯食べに行って...
物語

その10

おじさんのうちにアンドロイドがいた。うちにはアドロイドはいない、あるのは全自動の家電くらい、別にこま...
物語

その9

「へんな大人ってのはわかる、へやにもへんなのいっぱいだし」 「その変なもの目当てで遊びに来る君も、や...
物語

その8

「あんた、今日は家にいる?」 姉からの連絡だ。3つ上の姉は3つ隣の駅の町に住んでいる。普段こまめに連...
物語

その7

「うー」 眉間にしわを寄せて、口を尖らせ、自身の手を見つめている。 「上手くいかないだろ」 座椅子に...
物語

その6

「寝る時?一緒に寝たいってこと?別に叶えられるけど、なんというか、ちょっと恥ずかしいな」 「ごめんな...
物語

その5

「謝らなくていいよ、僕らは今日初めて話したんだから知らなくて当然だ。それで…その…前の事は、聞いても...
物語

その4

「リスナー、聞き手、聞く人ですか?」 「そう、僕の音楽を聴いてほしい」 「それは楽しそうです、でもわ...
物語

その3

「はじめまして、あなたの名前を教えてもらえますか?」 目の前のその人は安心した顔をしている。 「良か...