僕は世界を救いたかったのだろうか 世界を救う勇者になりたかったのか 作り物の世界に浸った 優しく強い存在に憧れた 自分にも何かできるはずだと 仲間に出会いたかった この世界での僕の役割は何だというのか 少なくとも世界は救えそうにない 生まれた意味と生きる意味と 生きた証は役割を演じる事では 満たされるものではないらしい この世界では単なる街人にすぎない だけどもそこから始まるストーリーがある 分かりやすい役職が人生を救うこともある そっちへ向かわないのも自由だ 無限の選択肢があるようで 実は数えるほどしか選べないような この世界で社会で 僕はどう生きていくのか
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