言葉ひとつ

言葉ひとつ 伝えられない私は無力だ 言葉にならない思いを言葉にしたくて 偉大な偉人の言葉を読んで そ...

蝉時雨の午前中

8月晴れ 夏の日 追われることのない日に 惚けた頭に響くのは蝉の声 今日は何をしよう 明日は何をしよ...

あなたが理由

私自身へ向けた棘は 誰もいないという諦めです いつしかその自身へ向けた棘が 理由にならなくなったのは...

いつかのリズム

久しぶりの世界だ 緊張した面持ちで 少し前の何でもない準備も 少しぎこちなく 久しぶりの会話だ 声の...

駆ける閃光

駆け抜けるその一瞬 閃光というにはまだ足りず 足取りはまだ鈍い 身体に伸びを感じて 久しぶりの満足を...

起き抜けの頭で

張りのない生活にあくび 時間を無駄にしているような 間延びした頭の中で やるべきことを指折り数える ...

飢え

愛に飢えて金に飢えて 私はどこへ行く 誰のためになり誰のために歌う 愛ばかりを歌う幸せな人たちを や...

予定なし

予定の無い休日 見通しの無い夏 世界はどこに向かうのでしょうね 人と動物と植物と海と 世界の均衡はど...

正直

世界は正直だ あなたも正直だ 楽しい時は笑い 悲しい時は泣く つまらない時は眠くなり さっくりと離れ...

人の数

決して多くはないけれど 帰りを待ってくれている そんな人がいる もう少しだけ旅をしてみよう また話を...