この街を出れば幸せになれると思っていた 周りの環境が変われば この下らない性格も変わると思っていた 運命がいい方向に向かい 人との出会いが変わり 新しく一歩を踏み出すのだと思っていた 事実は小説より奇なり そんな言葉を間に受けて 人が想像できるものは現実にも起きると そんな期待を抱いて 新しい物語が始まると思ってた この世界は思っていたより違いは無いようだ 所詮小さな小さな島の中で ちょっとこっちからあっちへ それで何が変わるのか 数十年凝り固まった自分自身を 一つで劇的に変わるほどの劇薬は およそ自分で掴もうと思えるほど ぬるくはないと言うこと 今一度だけずらしてみる 現在から見れば分かるか分からないかな 誤差の範囲だ その伸びた先はきっと 別のところへたどり着くはず 今は嘆く ただその歩みを 止める訳にはいかない
コメント