目を

目を開くと一日が始まる
陽をみるか時間を見るか通知を見るか
光を通し 反射して 遮る
そこに色と形と材質と
姿が一様に飛び込んでくる

細い細い管を通って
脳がチカチカと弾ける
廻り巡り首を駆け降り手を伸ばす
ゆっくりと包み込んだ

長い時間いくつもの光を取り込んで
ふと瞼を下ろすのだ
潤いを与えてゴミを流しそして安息
私たちは目に頼って生きる
時に目に見えないものを信じる

目を瞑る事でわかる
温度 風 距離 自分
いつまでも起きてはいられない
電源を切るように暗闇に目を運ぶ

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