聴く

音は空気を揺らし波となって伝わる
鼓膜は揺れを感じて音を伝える
故に音は耳で聞く
けれども
その波は肌にも伝わる
響く低い音は突き上げるように
鋭い音はビリビリと
たしかにこの身体の表面を刺激する

一つの音には幾多の波がある
反響し共鳴しそれぞれの音として
私たちは個性を認識する
そして幾多の組み合わせが
メロディーとなり
音の流れに意味ができる

意味を感じ頭の中で物語が生まれる
ついには身体の内側の
心の部分が震え出す
内と外で音を聴く

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