ピントが合わない世界を睨むように むしろ睨むために 深く深く眉間にしわを寄せた 自分自身が世界とずれているような ぼやけた日常を合わせるために この目は焦点を合わせるために 力が入る事は自然なことだった 怒りで拳が硬く握られるように 鼓動が速くなって体温が上がるように 当然の反応だった ずっとそうして見てきたから そんな見方しか知らなかったから この眉間には深く深くしわが刻まれた もしも今から力を抜いて 柔らかく見ることができたなら しわは無くなるのだろうか そんな風にみれるだろうか 世界の見方を変えたなら 世界の見え方は変わるだろうか
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