天体ショー

人生ではおおよそ計り知れないくらいの
途方もない数字の中で一つ
奇跡のように感じてしまう宇宙の出来事

実はありきたりの当然な出来事も
人の一生のうちには一度
あるかないかの出来事

山を越えた向こうに街があり
海を越えた向こうに国があり
空は繋がっていて一つの星で
その星はいくつもの星と共に
グルグル廻っていて
そんなグループがいくつもあって
グループの塊が銀河と呼ばれ
その銀河はいくつもあって
僕等の銀河はいつか他の銀河と
くっついてしまうんだって
そのころにはみんな
いなくなっているんだろうけど

太陽がいつか燃え尽きてしまうとか
ここから見える星の光はもういないとか
そんなの信じられる?
途方もないとはこういうことか

ありえないという常識が
宇宙で起こっているから
可能性という数字は
無量大数的に存在している

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