カクテルパーティー効果というのもを
ご存知でしょうか。
パーティー会場など周りがガヤガヤ
している場所でも隣にいる人の話し声
を聞き分けることが出来る現象を
そう呼びます。
人の器官というのはとてもスペックが
高く脳みその保存容量なんかもサイズ
で考えられないほど多くの情報を蓄積
することが出来ます。
このカクテルパーティー効果も
現代の音響機器では出来ないような
ことを人間は処理しているのですね。
この効果は音楽を聴く際にも
発揮されます。
たとえば低音を担当するベース、
この音は特に意識しなければあまり
耳に入ってきません。
もちろん曲によってはベースを強調
したものもあるのでそういった曲は
聞き取りやすいですが、そうではない
曲でなんとなく意識せずに聞いている
と他のボーカルの声やギターの音など
高い音の方が耳に入ってきます。
そしてベースの音というのも
どんな音かはっきりわからない状態で
耳をすましたとしても上手く
聞き取れなかったりするのです。
また英語を聞き慣れていない人が
英語を聴くと子音の微かな音が
分からなかったりもします。
先ほど比較的わかりやすい方に挙げた
ギターの音も同時に何本も鳴らして
いるのにも関わらず聞き取れない事
もあります。
ですがこれは聴力が弱いわけではなく
知りえない情報、意識から外れた情報
であるが故に脳が処理してしまい
あるいは処理できなくて聞き取れない
にすぎません。
裏を返せば、それぞれの楽器の音を
知るだけで処理が出来るようになり
少しずつですが聞き取ることが
出来ます。
後は慣れてしまえば少し意識する
だけで聞けるようになりますから
才能がないなどと思わずに音楽や
英会話など取り組んでみると
良いのではないでしょうか。
音楽なんかはもちろん難しく
考えずに聞いて楽しんでも良い
ですが、どんな楽器がどんなフレーズ
を奏でているのかを掘り下げるのも
新たな楽しさに繋がりますよ。
コメント