不思議な歩き方

今日はもう何も出てこないんじゃないか
日が沈むころまで何も思い浮かばない
これまで続けてきたけれど
今日で終わりになりそうだ
休みにしてしまおうか
逃げ出す口実がふつふつと
頭の中を埋めていく

そろそろタイムリミットが近づいてくるころ
その辺に落ちてるものからふあーっと引っ張りだして
一歩目が踏み出せるともう2歩3歩と進んでみる
その横で君がわあーっとしてくれるから
かろうじて今日も歩いていた

転びそうで転ばない
倒れそうで倒れない
不思議な歩き方で進んでいく
君のおかげで歩ける
明日も目覚めた後はどうするかと
何も見えちゃいないけど
君のおかげでまた進めたんだ