うたう いきる

歌を唄う
誰に求められているわけでもなく
多くの人には雑音でしかない
雑音にもなれないかもしれない

そこに立ち止まる人がいた
その時初めて僕はそこに存在していた

声が届いた気がした
だから手を振るように
声を出し続けた
歌っていた

声が聞こえたんだ
その時初めて僕の耳は
存在意義を見つけたんだ

声をかけてくれたんだ
その時初めて僕は生きていたんだ

生きていたと実感できたんだ

誰かが知っているから
僕は存在していた生きていた
宇宙も歴史もおんなじ
あなたが知っているから
存在していた

独りで生きていけないとは
そういうことなのだろうか

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